最近観た映画の話。10月第三週篇

好きな芸人さんは「プラス・マイナス」さん、「ロングコートダディ」さんの、二シ満塁です。

 

今回は最近観た映画の話をしようと思います。

ガチの考察とかではないので、ご容赦ください。

 

※ネタバレ全開でしゃべります、ご注意※

 

 

 

 

 『ジョン・ウィック:パラベラム』

観てきました。

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ジョンウィックシリーズは1,2作含めて、全て観てます。

今回もアクションマシマシのエンタテインメントでしたねぇ。今作は特にアクションシーンが一度始まると、「いつまでやってんの!?」と思うくらい、キレッキレのアクションシーンが続いてました。

正直1,2作目は見返してなくて、全体的な物語の流れをちゃんと追えてるかは、不明です。

三作で共通しているのは、「コンチネンタル・ホテル」の存在でしょうか。

この設定、めちゃ良いですよね。展開的に、アクションシーンをぶち切ることもできるし(たしか2作目にそういうシーンがあったような)、キャラたちが腰を据えて会話することもできる舞台。その聖域性によって、ほぼ全編、銃弾と硝煙と鉄分の匂いに満ちたこの映画でも、「その敷地内で血が流れることの意味」が、観客に伝わりやすくなっていると思います。

 

ドラマ版の「ザ・コンチネンタル」なるものが製作されることが決定していたような気がしますが、その続報は何かありましたっけ? 僕がアンテナ張れてないだけかも。

 

3作目の今回は、かなり橋渡し的な話という印象を受けました。「パラベラム」もラテン語で「平和を望むなら、戦いに備えよ」という意味だそうな。

 

今回の主な相棒は、馬。殺し屋たちを後ろ蹴り一発で戦闘不能にする、頼れる相棒。着実に力を拡大させている相棒枠。次回に期待。

 

やっとこさキング覚醒。「世界」を敵に回したジョンは、「世界」の外側に居る人たちを仲間にするということですかね。次回に期待。 

 

今作でジョンをいじめ抜いていた「裁定人」。キングもぶち切れてましたし、絶対えげつない死に方する(確信)。次回に期待。

 

 

 

 

 

『ホテル・ムンバイ』

観ました。

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実話ベースという恐ろしさ。テロが大きなテーマ、物語を進行させる要因なのは勿論なんですが、その他、宿泊客たちのドラマ、従業員の決死奮闘、テロの実行犯である若者たちに透けて見える経済的原因などが、すごくバランス良く配置されていた映画だと思いました。

 

アルジュン演じるデヴ・パテルさんは『スラムドッグ$ミリオネア』に出演している。印象的なあのEDでキャストたちが踊っていた場所、あの駅でダンスシーンを撮り終えたあと帰国し、その場所でテロが起きたことをテレビで知ったという。

何とも数奇な悲劇である。

テロというものは、たびたび創作のテーマにされることが多い。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』なんかも、そうだろう。

テロの厄介なところは、実際的な建造物の被害、経済的な打撃、混乱は当然だが、「後に尾を引くこと」が、一番厄介なのだろう。

 

あと、カメラワークの観点で言うと、ホテルロビーを俯瞰するカットで、「テロリストと宿泊客がお互いに、お互いの気配を探りながら進んでいる」というシーンを監視カメラ的カメラワークで撮っているところが、妙に生々しくて良かったですね。

 

そんで、後半で特に感じたんですけど、この映画、字幕無しでもなんとなく内容わかるな、ということですね。終始緊張のシーンが続く映画なので、必然なのかもしれないんですけど、台詞が最小限に抑えられた映画だな、と思いました。キャストさんたちの身振り手振り、声の張り上げ具合、武器の有無などで、充分に物語が伝わってくるんです。脱出後の一連のシーンは特に、台詞が抑えられていたと思います。

 

大満足の傑作でした。今もホテルで働く勇者と、散っていった誇り高き魂に喝采を。

 

 

 

 

デッドプール2おとぎばなし

AmazonVideoで観ました。

デッドプールも1,2観てます。今回は事実上、全年齢が観られる映画となったデッドプールということらしいです。

物語の本筋はデッドプール2と大きくは変わりません。しかし、デッドプールではお馴染みのメタ要素、第四の壁壊しに拍車のかかった仕様となっていました。

デッドプールといえば先日、R指定でシリーズ継続が決まりましたね! めでたい。

ジャンプ誌で読み切りが掲載されたみたいな話も聞きましたね(まだ観てない)。

 

そんなデップーですが、脚本がすごく上手いですよね。常識を粉々に砕きつつ、支離滅裂にはなっていない。そうそう出来ることじゃないと思います。

 

https://youtu.be/djV11Xbc914

 

 終盤のシーン。やっと恋人の居る方へと踏み入ることのできたデップーは、珍しく真面目。このシーンで流れる、『Take On Me』のアレンジバージョンがすごくいいですね(上のはオリジナルのやつ)。デップーの持つ純粋さ、一途さをダイレクトに伝える素晴らしいシーン。

結局は、その空気すらもぶちこわす、ラストシーンがある訳ですが笑

 

デッドプールは今後の展開も大いに期待できるコンテンツであると、再認識しました。

 

 

 

実は、『ジョーカー』も観てきたんですけど、まだ感想をまとめきれていないので、また今度。

ジョーカー凄まじかったですね……。周りの友達の評価は、「概ね好評ながらも、絶賛とはいかない」って感じなんですけど、めちゃめちゃな名作ですよねジョーカー…。

ってな気持ちを整理できたら、またここに書きたいと思います。

 

それでは。